MacBook Airで5日間CPUマイニングしてみた

仮想通貨のマイニングでは、GPUを使用するのが一般的と言われています。しかしCPU向けの通貨も存在していますし、マイニングに適した新しいCPUも登場してきています。
CPUマイニングのメリットは、普通のパソコンでもできることです。
「普段使っているMacBook Airで、どれくらい通貨を掘ってくれるんだろうなー?」
と気になったので、今回はお試しで5日間CPUマイニングをしてみました。
※電気代等のランニングコストは計測していないため、単純な結果のみになります。
目次
マイニングする通貨はモネロ(XMR)
今回マイニングしてみた通貨はモネロです。
モネロは匿名性が高いことが特徴の通貨です。
何故モネロを掘るのか?
モネロはPoW(Proof of Work)システムに基づくブロックチェーンを利用した通貨であるため、GPUだけでなくCPUでもマイニング可能となっています。
またモネロはCryptonightという匿名性に特化したアルゴリズムを採用しており、GPUよりもCPUで処理をした方が効率が良いと言われています。
少し難しいですが、要するにモネロはCPUでマイニングしやすい通貨ということです。
CPUマイニングで使用したパソコンとツール
使用したパソコン
今回私が使用したパソコンは、MacBook Air(13-inch,Mid 2013) です。少し古いですけどね笑
下記、簡単なスペックです。
プロセッサ:1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.6GHz)、3MB共有L3キャッシュ
メモリ:4GB 1,600MHz LPDDR3オンボードメモリ
使用したマイニングツール
今回は「minergate」(マイナーゲート)でマイニングしました。
マイナーゲートでは、アカウントを作成後、マイニングツールをインストールしてボタンを押すだけでマイニングが開始されます。複雑な設定が何もないので、とても簡単にマイニングを始めることができます。
以上のMacBook Airとminargateを用いて5日間CPUマイニングを行いました。
なお、パソコン及びマイニングツールは24時間起動させています。途中でマイニング以外の作業を行なってCPUを使用したため、ハッシュレート(採掘速度)に多少のブレがございます。
5日間CPUマイニングした結果
5日間モネロを掘り続けた結果がこちら!
※ハッシュレートは3CPUで、平均38 H/s でした。
およそ 0.0011XMR 。
…あれ?日本円にするといくらでしょうか。
2018年7月1日現在、1モネロは14,510円。
14,510×0.0011≒16
じゅ……16円……。
1日当たり、3.2円分のモネロを掘ったという結果になりました。
(1ヶ月で96円、1年間で1,152円です)
まとめ・考察
普通のパソコンでもマイニングできるとはいえ、非常に寂しい結果となりました。さらに電気代を考慮すると恐らく赤字になってしまいます。
やはり本気でCPUマイニングをするのであれば、高性能なCPU・GPUを搭載した自作パソコンがおすすめです。
しかし、使わなくなったようなパソコンでも24時間通貨を掘り続けてくれますし、掘った通貨の価格が上がれば利益が出るかもしれません。
またminergateの場合、掘ったモネロやビットコインをクラウドマイニングに回すことができます。クラウドマイニングに必要な枚数を掘ることができれば、今まで以上に採掘量をあげていくことが可能です。工夫次第では普通のパソコンでも利益が出るかもしれないという考察です。
CPUマイニングに興味がありましたら、一度試してみては如何でしょうか⭐